さて、何のコンサートか知らずにお供させて頂いたのだが、
道中聞くと、11弦ギターの辻幹雄さんと篠笛のお二人
(このお二人も清水先生のご友人だとか)。
恐縮しながらご一緒した。

途中、睡魔にも襲われるくらいにとても心地良い。
しかし、笛を口に当てる時の型と間が緊張感を高める。
「気楽に楽しむ親しみは薄くなるなぁ」
というのは終了後の清水先生との話。
この型を執ることで状態の力を抜き、笛を吹く身体と作っているのだろう。
後で入場料を知ってさらに恐縮したのでした。

さて、コンサート終了後、清水先生は、辻さん、笛の方への挨拶をサッと済ませて駅へ急ぐ。
電車の中でのできごと。
席が空いた途端、そこに小学生の男の子が滑り込むように座り込んだ。
その席の前には、年配とまではいかないが、そこそこの年齢の男性が疲れた様子で立っていた。

お母さんが男の子の前のつり革につかまり、普通に話し始めた。
その少し前に、清水先生との話しの中で、電車の席を譲らない人が多いという話をしていた。

清水先生の方を見ると、苦い顔をしている。
やっぱり。
その親子が電車を降りた後、
「親が言わなあかんのにね」と一言出たが、その後しばらく沈黙。
「子どもはそうなるわな」という感じ。

そんなこんなで清水先生の家に着いたのは11時を過ぎていただろうか。
夜遅くに付いたのにも関わらず、奥様も娘さんも気持ちよく迎えて頂きました。


しばらくワインとおつまみで少し話をして入浴。
(お料理も頂きました。美味しかったです)

布団に入ると、すぐに意識を失っていた。

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