春は生殖器が活発に働く季節です。
冬の間は水を飲むことをお勧めしていました。
それは植物に水をあげ、
花が開くのと同じ意味があります。
水を飲むことは、冬の健康管理と共に、
春になって体が開いてくる準備にもなっています。
さらには夏の発汗にも係わってきます。
整った身体になるには、
1年を通して季節に乗っていける身体を
作っていくことが条件になっています。
冬は寒く縮こまって、体が閉じています。
それが徐々に後頭骨、肩胛骨、骨盤と開いていき、
それぞれが開いて上がると、
春を迎える準備が整った体になっています。
「三寒四温」という言葉がありますが、
春になるのに、暖かさと寒さが繰り返します。
これは“寒さで閉じて暖かさで開く”ことを繰り返すことで
体の開く動きを誘導しているといえます。
春になって体が開くと、冬の閉じている冬眠から覚め、
晴れ晴れとした開放的な雰囲気になります。
「青春」という言葉のように
希望、空想、夢やトキメキが沸いてきます。
それが開ききらずに閉じたままでいると、
解放されるべきものが残って体に詰まってしまいます。
春はおかしな人が増える季節でもあります。
これは、体が開ききらないで、
気が上がる現象の一つと言えます。
からだの開閉の動きは骨盤が司っており、
骨盤は生殖器の機能と影響し合っています。
「性」は「生」であり、
生きるエネルギーそのものと見ることができます。
また、「生」は「死」とも隣り合わせで、
性エネルギーの詰まりが
自殺や殺人にも関係すると言われています。