冬も、終わりの気配を漂わせ始めましたが、
もう少し冬の状態が続きます。
「冬の健康法・前編」で、メインとなる要点を3つ上げました。
今回は、残りの3つ。
4 何かの変動には足湯が一番。
秋はどちらかと言うと、脚湯(膝までの足湯)がよく、
それも朝起き掛けに行うのが有効ですが、
冬は特にアキレス腱を弛める為に
足湯の方が効果が大きい場合が多いようです。
足湯はどの季節にも有効ですが、
最も効果があるのが冬と言えます。
その際に、生水をチビチビ飲むと更に良いでしょう。
5 正面からの風に当たらない。
夏は背中からの風、冷えに注意が必要ですが、
冬は心臓への影響を少なくする為、
正面からの強風に長時間当たらないように注意して下さい。
冬は秋と違って四六時中寒いですから、
油断しての冷えの影響というのはあまりなく、
それほど防寒に気を使う必要はありません。
夏や秋は寝室の窓開けは良くありませんが、
冬は開け放して眠る方が良いぐらいです。
寒いから風邪を引くのではなく、
「寒いから風邪を引く」と思うと、
暗示によって引いてしまいます。
6 寒い時は、肩甲骨の下あたりの背中中央を
擦ってもらうとよいでしょう。
これはいかなる種類の寒気にも有効な方法で、
約30秒位でポカポカと温かくなります。
その位置は、両側の肩甲骨の下端を結んだ辺りから、
横にした指一本分下の場処になります。
息をその部分にハアーッと吐きかけても良いです。
眼や頭に限らず、空気が乾燥しているということは、
人間の体にとっては決して悪いことではなく、
むしろ、体を変えるべく積極的に活用できる状況です。
「乾燥しているところで水を補う」
というのが理想の健康法です。
ですから、この季節に
みずみずしい肌や心身を養うべく心がけておくと、
次の季節である春に大きく生まれ変わることになります。